• "自治会"(/)
ツイート シェア
  1. 熊本市議会 2010-03-17
    平成22年第 1回環境水道分科会−03月17日-02号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成22年第 1回環境水道分科会−03月17日-02号平成22年第 1回環境水道分科会                環境水道分科会会議録 開催年月日   平成22年3月17日(水) 開催場所    環境水道委員会室 出席委員    8名         田 尻 善 裕 分科会長   磯 道 文 徳 副分科会長         竹 原 孝 昭 委員     大 石 浩 文 委員         村 上   博 委員     坂 田 誠 二 委員         牛 嶋   弘 委員     益 田 牧 子 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(4件)      議第 1号「平成22年度熊本市一般会計予算」中環境水道分科会関係分      議第 19号「平成22年度熊本市水道事業会計予算」      議第 20号「平成22年度熊本市下水道事業会計予算」中環境水道分科会関係分      議第 21号「平成22年度熊本市工業用水道事業会計予算」   (2)送付された陳情(1件)      陳情第9号「脱ゴミ宣言に関する陳情書」
                                 午前10時03分 開会 ○田尻善裕 分科会長  ただいまから予算決算委員会環境水道分科会を開きます。  今回、当分科会において審査を分担します議案は、当初予算4件であります。  なお、このほか予算決算委員会に送付され、当分科会において取り扱う陳情1件をお手元に配付しておきました。  それでは、審査の方法についてお諮りいたします。  審査の方法としては、各号議案について順次執行部の説明を聴取した後、一括して質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田尻善裕 分科会長  御異議なしと認め、そのようにとり行います。  まず、議案についての総括的な説明を局長、管理者にお願いします。 ◎奥山康雄 環境保全局長  ◎加耒英雄 上下水道事業管理者  議案の説明に先立ちまして、前回3月3日開催の分科会におきまして、説明に誤りがございましたので、おわびして訂正をお願いしたいと思います。  実は、益田委員より、委員請求資料に基づきまして、城南町の加入金に対するお尋ねがございました際、「メーター口径75ミリ管については、そのまま引き継ぐと法定協議会で決まっておりましたので、そのまま引き継ぐことといたすものです」と説明をしております。正しくは、「メーター口径75ミリ管につきましても、熊本市の料金体系に統一すると法定協議会で決まっておりますので、熊本市の体系に合わせることといたしました」でございます。大変申しわけありません。おわびして訂正をよろしくお願いいたします。  (総括説明) ○田尻善裕 分科会長  次に、議第1号「平成22年度熊本市一般会計予算中当分科会関係分についての説明を求めます。 ◎白石三千治 廃棄物計画課長  ◎田尻三郎 浄化対策課長  ◎前野清隆 環境企画課長  ◎岩本省吾 緑保全課長  ◎今坂智惠子 水保全課長  ◎津留靖尚 環境総合研究所長  ◎今坂智惠子 水保全課長   (平成22年度当初予算・予算決算委員会説明資料補足説明資料に基づき説明) ○田尻善裕 分科会長  次に、議第19号「平成22年度熊本市水道事業会計予算」、議第20号「同下水道事業会計予算中当分科会関係分、議第21号「同工業用水道事業会計予算」、以上3件についての説明を求めます。 ◎井口雅雄 経営企画課長  ◎田畑公人 総務課長  ◎矢野幸晴 上下水道審議員計画調整室長   (平成22年度当初予算・予算決算委員会説明資料補足説明資料に基づき説明) ○田尻善裕 分科会長  以上で議案の説明は終わりました。  なお、益田委員より要求のありました資料については、お手元に配付しておきました。  ここで一区切りとして、午後からの質疑にさせていただきたいと思いますけれども、よろしいですか。         (「はい」と呼ぶ者あり) ○田尻善裕 分科会長  この際、議事の都合により暫時休憩いたします。  午後は1時より再会いたします。                              午前11時24分 休憩                              ───────────                              午後 1時01分 再開 ○田尻善裕 分科会長  休憩前に引き続き、環境水道分科会を再開いたします。  これより質疑を行います。  分担議案並びに陳情について一括して質疑をお願いします。 ○磯道文徳 副分科会長  陳情もあったところなんですが、今回は予算としては用地購入ということで、西部工場の分が入っております。今現在、審議会等で審議をなされているわけなんですけれども、この委員会にはどの程度の段階から報告いただけるのか、あるいはその審議会の中でどういったものを検討しながらこられているのか。それと同時に、今、陳情もあったように燃やすのか、燃やさないのか、あるいはセメントの今現在やっているような形での灰の利用というのか、灰の処理というのか、そこら付近の過程等が、もし方向づけが決まっていれば御報告をお願いしたいと思うんです。 ◎藏岡和正 首席環境審議員環境施設整備室長  西部環境工場につきましては、予算には今回、用地取得関係、それと委員会関係、それと事業手法環境影響評価業務等の予算を上げさせていただいております。この業務につきましては、まず現在進めておりますのが、今、委員がおっしゃいました事業手法基本調査関係の委員会を去年の12月からことしの5月までの5回の予定で開催して方針を定める予定にしております。現在まだ検討中でございまして、内容については申しわけございませんが、まだお話しできる段階ではございませんので、結果が出次第、次の6月には内容については御報告できるかなと考えております。  その内容につきましてはおっしゃいましたように、溶融するかしないかですとか、処理トン数ですとか検討しておりますが、処理トン数につきましては、あしたの報告の中で御報告するようにしておりますが、現在のところ大体300トンぐらいになるのではないかということで、あしたこれについては御報告させていただきたいと考えております。それぐらいでよろしいでしょうか。 ○磯道文徳 副分科会長  5回の審議会の中で方向性を決めるということなんですが、決めた後は何もできないわけ。だから、決まる前の審議、極端に言えば、こういう方法がありますよというような、溶融があったり、焼却があったり、あるいはいろいろな方法が、日本の技術の中で炉というのはたくさん種類があると思うんですけれども、それに決まった過程というのも、もちろん当然御報告いただきたいんだけれども、決まったらこの委員会何するの。ただ承認だけという形になってしまう。だから、その中でのこのかんかんがくがくをちょっとやりたいなと思ってちょっと聞いたんだけれども、現在検討している工法というのがどれくらいその工法として挙げられておられるのか、そこら付近がもし資料としてもらえるのであれば出していただくと助かるなということで、ちょっと発言させていただいたんだけれども、処理能力も含めてあした報告ということになると、あしたでいいのかな、きょうは予算絡みだから私は聞いているんだけれども。 ◎飯銅芳明 環境事業部長  磯道副会長から検討委員会の状況についてというようなお話がございました。実は藏岡室長も申しましたように、あすの委員会の中のその他の報告事項で、資料として用意しているところでございます。ですから、もしそのことの説明がお許しいただけるならば、今その状況の説明をさせていただいて、御理解いただくならばというふうに思っているところでございます。 ○田尻善裕 分科会長  今、資料はもうありますか。配れるなら、ではお願いいたします。         〔資料配付〕 ◆益田牧子 委員  実は私も今、磯道副会長がおっしゃったようなことを大変危惧しておりました。今、藏岡室長の方から、報告できる状況ではないと、それは結論の問題だと思うんです。だから、今、磯道副会長もおっしゃったのは、どういうことを検討して何が課題になっているかとか、そういうことだと思うんです。  私は大変憤慨していることがあるわけです。第1回目のこの検討委員会を傍聴したわけです。本庁舎4階でありました。そして、2回目もすごく大事なところだということがあったものですから傍聴しようと思っていたら、非公開になったわけです。非公開に。そして、中身はどうかという資料をくださいと言ったら、肝心なところが真っ白けでしょう。企業が傍聴に来たら大いなる論議ができないとか、そういうふうな理由で、採決の結果、非公開となったわけです。  だから、やはり250億円、炉が少し減れば幾分かはこの事業費自体は減るかもしれませんけれども、そういうやはり非公開のあり方そのもの大変進め方では問題だと思いますし、第1回目の中では、すごく検討委員会の中から意見が出たわけです。この事業計画そのもののずさんさということもありますし、ここの13ページのところに、ごみ・減量リサイクル推進基本計画策定ということが350万円、市民会議であるとか、調査関係経費ということで上がっておるわけですけれども、やはりそういう基本的などれぐらいの分別をして資源化するのかとか、そういうことも方向が定まらない中で、この処理トン数ということも不明確だと思うんです。  私は秘密主義ということも大変遺憾に思っておりましたので、今、副会長がおっしゃったように、もっとやはり委員会の中に報告をしていただくし、委員会としても他都市の調査等も踏まえるとか、やはりこれからの30年、40年先を見通した決定ということになると思いますので、私もその点では賛成です。 ○田尻善裕 分科会長  今、資料を配付されました概要を執行部の方から御説明をいただけますか。 ◎藏岡和正 首席環境審議員環境施設整備室長  ただいまお配りいたしました資料、西部環境工場代替施設整備に係る検討委員会の状況についてという資料で、現在の状況について御報告をさせていただきたいと思います。  委員会の名称は、熊本市西部環境工場代替施設に係る焼却炉及び事業手法検討会と…… (「どれ」と呼ぶ者あり) ◎藏岡和正 首席環境審議員環境施設整備室長  2ページからですね。最初のページが家庭ごみ有料化後の状況についてということで、その裏からでございます。よろしいでしょうか。  タイトルが西部環境工場代替施設整備に係る検討委員会の状況についてと称しております。  この目的としましては、本市が整備する西部環境工場代替施設に係る焼却炉及び事業方式に関して技術的な専門知識を必要とする事項等について検討するということで、構成員としましては、篠原県立大学教授を含む外部委員5名と庁内の局次長3名、計8名にお願いしております。  検討内容としましては、処理方式としまして溶融の有無等の検討、それから公害防止の基準の検討、それからこの溶融の有無等に関しましては、さらに処理の規模についても御確認いただくことにしております。それと、事業方式についてということで、どういった建設手法をとるか。従来方式にするか、PFIにするか、DBOにするのか、そういったことについて検討いたしたいと考えております。  スケジュールにつきましては、一応先ほど申しましたように、昨年の12月からことしの5月まで計5回を予定しております。まず、最初の3回の中で、主に焼却炉本体につきまして、1回から3回目までは一応技術的な内容を中心としまして、炉の規模でありますとか公害防止基準、あるいは溶融の有無等の検討を1回から3回までで中心に検討いたしまして、3回、4回、5回につきましては、事業方式の検討の方を中心に検討するというような流れで検討したいと考えております。  検討の状況でございますけれども、まず焼却炉規模、これは第2回の中で大体方針がまとまったということでございますけれども、焼却炉の規模でございますが、現在の西部環境工場施設規模450トンに対しまして、今回は150トンの2炉の300トンで今回は大丈夫だろうという方針が立っております。この施設規模を算定するに当たってのその考え方としましては、合併も考えまして、富合町、城南町、植木町を含んだことといたしております。  それから、建設後7年間で最大ごみ量を予想される時点での処理規模を計画することとなっておりますので、平成27年度が人口的には一番多いということで、その年を規模の算定基準としております。  現在としましては、ごみ・減量リサイクル推進基本計画で平成22年の目標を定めていろいろな施策をとってきておりますけれども、その大体目標値が達成できるということから、さらにその上位計画であります熊本市第6次総合計画の中でも成果手法を挙げてありますので、その手法を用いて算定しております。さらに、算定しますごみの中には災害廃棄物も算定いたしまして、大体予想される災害廃棄物をこの中にも算定しております。  先ほどちょっと話がございました生ごみにつきましては、既に家庭ごみを有料化している観点から、これについて収集を行います場合には、明確なビジョンの中で収集体制処理施設等長期計画を立てて対応する必要があることから、今回の規模算定には考慮していないという状況でございます。  それから、溶融の有無について、もし溶融ということになりますと、例えば東部工場の灰、飛灰、こういったものを導入する、こちらに搬入する可能性もありますので、その点につきましてはまだ全体量規模としては暫定という形で、一応基本的な施設規模としては300トンという形でまとめております。  それから、公害防止基準につきましては、ここに表で挙げておりますが、現在の西部環境工場及び東部環境工場と同等、もしくは厳しい値を設定しております。  それから、今後の検討の流れとしましては、先ほど5回の中で検討していくことになりますけれども、溶融の有無につきましては、一応焼却プラスの焼却灰と飛灰の再資源化、これはセメント山元還元等を含みます。それから、飛灰の埋め立て、それからケース2としては全体を溶融するというような検討、これをどちらを選ぶかにつきまして、さまざまな民間企業へのヒアリング、あるいは関係するいろいろな自治体へのヒアリング等を行いまして、さらに検討委員会の中で検討しました西部環境工場代替施設の基本的な考え方をもとにいろいろ検討を進めまして、溶融をするかしないか、ケース1、ケース2、どちらを選ぶかということで、委員会のまとめとしたいと考えております。  先ほど、こちらの委員会への御報告という形になりますけれども、この5回が終わりました後、全体、この委員会の考え方としてまとめていただくことになりますので、これを市の方で何らかの形で結論を出しまして、それから委員会の方に御報告したいという流れを考えておりますけれども、特に事業手法につきましては、これは経営戦略会議の方で最終的な結論をするという流れになっておりますので、そちらの方にかけた後、委員会の方に御報告させていただきたいという流れを考えております。 ○磯道文徳 副分科会長  いずれにしても、検討委員会の結果、ある程度過程等を見なければいけないんですが、特にこの焼却炉の場合、焼却工場の場合というのは、本当、熊本市は苦い経験を管理の面でしてきているわけですから、そういったものが本当に理解しながらやっていかなければいけないという点は、皆さんも私どもも同じだと思うんですが、そこに至る経緯までのいわゆるルーツというか、こういうものに対してはこういう長所がある、このような短所がある、これにはこういう長所がある短所があるという、溶融炉を導入するにしろしないにしろ、そこら付近がわかるような比較表とか、あるいは各メーカー単位のいろいろなものがもう出ているんではないかなという気はするんですが、そこら付近でのものというか、資料というか、そういったのがもしあっていただけるようなことができれば、ぜひいただければというふうにお願いしておきたいと思います。  いずれにしても、このタイムスケジュールでいけば、23日に技術的なものの結論が出るような形になっています。そうすると、あとは事業手法ということで4回、5回という形ですから、技術的にはもうこの3月23日の段階で溶融するかしないか決める、炉の大きさも決めるという形になってしまいますので、もうある程度の交通整理ができているんではないかなという気はするんですけれども、そこら付近のちょっと懸念はしておりますので、その委員会の資料を全部出しなさいという話ではないんですけれども、方向性です。と同時に対比較できるような、判断できるようなそういった資料があればいただきたいなというふうなことをお願いしたいんです。 ◆益田牧子 委員  資料というのはあります。そういうのを、大体失礼な話ではないですか。たったこれだけの。ここに至る経緯というのが問題になっているわけだし、当初の計画は、牛嶋委員が今おられないけれども、南部の下水汚泥を西部に持ち込むとか、そういうずさんな計画だったわけでしょう。だから、東部がだめなのは、どうして西部がだめかというようなこともあって、やはり委員会での論議ということも反映していただいたわけだし、住民の皆さんの声も聞いて本来決めるべきものです。やはりいろいろな炉の、私たちも専門家ではないけれども、この間のメンバーの方々を見ても、熊本の事情とかそういうものではなくて、寄せ集めではないですか。熊大の先生とか、県立大学の先生とかもおられたけれども、全国の清掃の関係とか。だから、やはり私たちにもわかるようにきちんと説明もしていただいて、議会としてせっかく3月議会当初、大事な議会でもあるわけですから、あしたの冒頭でもきちんと資料も出して、私は大体この専門家委員会を出せば全部それでクリアできるというのもおかしいと思うんです。  実は、私は広島市の方に調査に行ったわけです。広島市がストーカーとこの灰溶融を立派な施設にしたけれども、何しろコストが高いという問題もあったから、今新しく炉を建設されているのは、どこで決定されたのかということで、やはり責任を持ってその担当の部門でたたいてたたいて、やはり検討委員会任せでなくて、このストーカー炉にしたというような決定を広島市の方で聞いたわけです。いろいろな企業の言うままにしたところは、大いにリスクを追っているところが全国にあるわけですから、やはり全国の事例なども報告していただいて、すごく大きな投資と思うんです。そしてまた環境の負荷の問題がどうなのかとか、そういうのを私たちが知って、この論議に参加をするというのは、しないといけない問題ですので、こういう形で大変失礼な資料だと思います。 ◆竹原孝昭 委員  さっき最後におっしゃったけれども、報告とおっしゃったでしょう。議会に報告すると。議会だったらいいかもしれない。委員会では、少なくとも途中経過についてとか、そういうこのメーカーはこういう利点があるけれども欠点がありますよとかあるわけでしょう。そういう中で我々の考え方とか、そういうのも少なくとも聞いていただいて、やはりベストなものをつくることが大事だから、それは確かに検討委員会が一番重要視されるのは当然ですけれども、もっと中間のいわば途中の段階で我々にもそういう資料を出してみせたり、議論の跡ぐらいはちゃんとしておかなければいけないと思います。それは本当に言われるように。でき上がってしまって、終わってしまって、ただ報告でしょう。我々はただ承認することだけではないんです。議会というのは、途中の議論の段階で参画していかなければいけないわけですから。特に委員会は。だから、その辺はもう少し考えていただいて、積極的にお互い意思の疎通を図り、意見交換をしながら、そして議論しましょう。 ○田尻善裕 分科会長  執行部に、あしたの冒頭に資料は準備できますか。 ◎飯銅芳明 環境事業部長  各委員から途中の説明が、先ほど資料で説明した中では不十分だというお話もいただきました。私どもとしましても、委員各位には十分御理解の上に進めてまいりたいというふうに思っておりますので、あす資料を冒頭、各委員にお配りして、また再度各委員から御質疑を受けながら御理解いただくようにしてまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ○田尻善裕 分科会長  それでは、この件はあしたの冒頭ということでよろしくお願いします。  では、ほかの質疑に移らせていただきます。 ◆益田牧子 委員  先ほども申し上げたわけですけれども、専門家会議の中でトン数を300トンと決めたということですけれども、このごみ・減量リサイクル推進基本計画というのが350万円上げられておりますけれども、やはり基本的な市としての考えというのをどういう形でやろうとしているのか。  先ほど、きのうですか、熊本市の方が東アジア戦略というのを立てられた中で、東アジア環境先進都市ということをその大きな柱の中にうたってあったわけです。そうであれば、こういうごみ・減量リサイクル推進基本計画というので、今リサイクル率は、熊本市はワースト2位です。中核市でワースト2位と。そういうものをやはりリサイクル率も上げるとか、もっと分別についてもとか、これからどういう理念でやろうとしているのか。その点を少しはっきりさせていただきたいと思います。 ◎白石三千治 廃棄物計画課長  ただいま委員から御質問がありました来年度の基本計画の策定の基本的なその考えということでございますけれども、先ほど委員が申されましたように、熊本市におきますリサイクル率は、中核市ではワースト2位というような状況等ございますけれども、基本的には現在の基本計画でも指針として示しておりますように、ごみ・減量リサイクルというようなことを基本的なベースということには全然変わらないということになろうかと思いますけれども、今年度から実施しますプラスチック製の容器包装の分別の実施ですとか、昨年から実施いたしました拠点回収での4品目の拡大、こういったことで熊本市におきましても、いろいろな形でリサイクルの推進は進めているわけでございますけれども、次期の計画におきましても、そのことをベースに基本的には考えていきたいというふうには考えております。  そういう中でやはり資源物として考えられますいろいろな品目、先ほど申しました拠点回収の拡大ですとか、いろいろなこともございますけれども、やはり先ほど来からちょっと話題にもなっておりますけれども、生ごみの問題ですとか、戸別収集の問題、こういったところの方向性あたりにつきましても、来年度の基本計画の策定の検討の中では十分検討していきたいというふうには考えているところでございます。 ◆益田牧子 委員  私は大変志が低いと思います。そういう。延長線上ではないですか。先ほども言ったように、東アジアです。熊本市ではないんです。日本ではなくて東アジア環境先進都市として、ただ地下水、地下水と言っておればいいという問題ではなくて、こういう本当にごみの問題でも、私は実は大変驚いたことがあったわけです。水俣市が生ごみを分別して、リサイクル率が4割です。これからどうされるんだろうかと思って、この間エコパートーナーですか、その人たちと一緒に水俣市の方に行ったわけです。昨年、環境モデル都市の認定を受け、またゼロ・ウェイストのまちづくり水俣宣言というのを水俣市がされています。  その中で、宣言文を見て大変驚いたわけです。そこでは、もう焼却炉というのを廃止しようというようなことがうたわれて、2026年までにごみ処理を焼却や埋め立てに頼らないまちづくりの仕組みをつくるということをうたってあるわけです。熊本市も、こういう形で水俣市も頑張ってされておりますし、東京の町田市あたりもこういう宣言に向けた取り組みを進めていらっしゃるというようなこともあるわけですから、熊本市としても、こういう水俣市に続けというぐらいの形をしないといけないんではないかと思うんです。  これからごみ焼却炉をつくろうかというところと、もう焼却はやめて資源、そしてもとからごみをつくり出さないシステムをつくろうではないかというようなところの差が、余りにもあり過ぎるんではないかと思うんです。例えば、今考えていらっしゃる中でも、どれぐらいのリサイクル率とか、ごみ量とか、そういう目標値ということも考えてあるんですか。 ◎白石三千治 廃棄物計画課長  現時点におきましては、そのリサイクル率の目標というものは、まだ決めていないというようなところでございます。 ◆益田牧子 委員  450トンが300トンでいいのかという問題もありますけれども、やはりこれから焼却炉をつくって30年とか40年とか先を見据えたときに、大変志が低いと思うんです。だから、市民会議あたりを開いて、皆さんの意見を聞くというのも当然大事ですけれども、熊本市としてのそういう面での戦略であるとか、目標とか、そういうのをきちんとやはり持つということが、あした論議をするということになりましたけれども、どういう焼却炉をつくっていくのかとか、もっと違う形にしようとか、そういうところと大変関連があると思っておりますので、その点は局長としてのお考え等はどうですか。 ◎奥山康雄 環境保全局長  ごみを資源としてこれをリサイクルしていくというのは、それは当然、資源循環型の社会の構築というのは、環境モデル都市の構想のときにも、そういう考え方の中でその構想を練ってきましたし、また今策定を進めております、また御報告をいたします低酸素の都市づくりの戦略計画の中でも、資源を有効に活用して循環型の社会について構築しようというような形で、戦略の中にも入れているところでございます。そういう中で、私ども目指す方向としては、益田委員がおっしゃるような形で、生ごみを極力リサイクルしていくという方向については、確かにその方向で検討していきたいということでございます。  ただ、具体的に今モデル的に生ごみの分別についてある地区を定めて、そこで検証しておりますし、そういうもろもろの状況を踏まえた上で、新年度計画いたしますごみ・減量リサイクル計画の中で、方向性を定めていきたいというふうに思っているところでございます。 ◆益田牧子 委員  国際的な会議などにも参加をしていこうということも先ほどありましたけれども、やはり熊本市の今のレベルですね。今おっしゃったようなことは、大変おくれた段階だと思うんです。世界に発信をするというときに、もっと地道な積み上げと同時に、志をきちんと持つと。  生ごみについては、今度の事業の中にあるわけですけれども、実際、実施をされる期間というのも大変少ないし、私のお願いした資料の4ページのところに、生ごみの分別収集のモデル事業計画というのを中島校区の約800世帯ということで、2月から3月、またことしの夏も3カ月ということでされるわけですけれども、やはりこれをするからには、生ごみの堆肥化にするのか、バイオにするのか、きちんとしたやはり方向性を持ってこれをしないと、前も言いましたけれども、新町とか、一度エタノールの実験をしました。それについての報告書のあたりも熊大の先生に出していただいたりして、また今度も散発的にして、本当に分別をする気があるのかなというふうに大変疑問を持つわけです。そちらの方向性はどうなんですか。今度これをして、そしたら来年度はもっと広げていこうということになっているのか。その点はいかがですか。 ◎白石三千治 廃棄物計画課長  生ごみの分別収集のモデル事業でございますけれども、先ほど益田委員の資料請求にありましたように、今年度におきましては、中島校区の800世帯、2月18日から3月いっぱいということで実施をしているところでございまして、来年度におきましても、同じ地区になりますけれども、夏場におけますその実態ということで、同地区を対象に3カ月間ほどモデル事業を行うという計画にしておるところでございます。  分別にモデル地区で御協力いただいた世帯に対しアンケート調査等を行いまして、収集においてどうだったのかというところでの集約をさせていただきたいというふうに思っておりますし、その後リサイクルの手法として、今回は堆肥化ということでやっておりますけれども、ほかのリサイクルの手法、バイオガス化ですとか、バイオエタノール化というような手法がございますけれども、そういったことでの可能性、それにつきましては先ほど申しましたごみ基本計画の中で、その策定の中の一部として検討していきたいというふうに考えているところでございます。 ◎飯銅芳明 環境事業部長  補足的によろしいでしょうか。先ほど白石課長の方から、今年度と来年度、収集側の方から見たところでのモデル事業というふうにやっております。  ただ、現実的には、この集まった生ごみをどういうふうにするのかというのが大きな課題でございます。とりわけ手法としましては、堆肥化、あるいはバイオガス化、あるいはエタノールというようないろいろな手法がございます。先ほども陳情の中でございましたが、民間施設が熊本市1社ございます。ただ、現実的に日量で生ごみが熊本市で約200トン出てまいります。その生ごみをその施設だけでは堆肥化できないわけでございます。当然バイオガス化するにしても施設整備が必要になってくる、あるいはどういったところにそういう施設をつくっていくのか、あるいは現実的にはそういうような住民の理解、地域住民の皆さんの理解というようなことも必要になってくるということで、非常に施設整備に長期間の、あるいは熊本市としての一つのビジョンは必要になってこようと思います。  ですから、私どもとしては、来年度まで収集側のモデル的なものをやりながら、片方では、そういう施設整備のあり方というのを次年度以降検討してまいりたいというふうに思っているところでございます。 ◆益田牧子 委員  今、部長の方からお話があったわけですけれども、今ある例えばリサイクル推進基本計画とは別に、このビジョンの策定ということをするということなんですか。ちょっとその点はいかがですか。 ◎飯銅芳明 環境事業部長  策定委員会の中で、当然として今後の生ごみのあり方というのが出てまいろうというふうに思っています。そういう中で私どもとしても先ほど言いましたように、現在の生ごみを燃やす経費と、あるいは新たにそういったものを分別して、そしてリサイクルしていく手法とがコスト比較をしていく、あるいはそれぞれの処理の方法、そういったものについてもコスト比較をしていかなくてはならないかなと。あるいはそれぞれの課題整理も必要であろうと。ですから、来年度はそういった策定委員会の中で、あるいは別途一定の職員でチームを組みながら、そういった考え方を整理した上で、また次年度に向けていろいろな委託事業的なことをやってまいりたいというふうに思っております。 ◆益田牧子 委員  軸が定まらない感じがします。何かこの検討委員会は専門家の大変優秀な人だから、5回の会議で結論を出すと。こういうもう既に先行しているところもあるわけでしょう。コスト比較ということもできるわけですし、県内でも規模は違っても水俣市であるとか、また宇土市あたりでも、生ごみの堆肥化ということもされているし、山鹿市の方では畜産のふん尿とあわせたバイオガスということもされているわけだし、本来ならばそういうものを含めたどういうふうな清掃行政をするのかというところに集約するべきだと思うんです。だから、私は本当にこのビジョンがなくて、行き当たりばったりのような感じがしてならないわけです。  先ほどから言っておりますように、東アジアに発信をするというときに、本当にこういうレベルで、今のような形で進んでは金食い虫ということになると思います。だから、やはり期限を切って、先進しているところもあるし、そういうところの具体的な調査もして、熊本市でも生ごみを資源化するということになれば、もっと処理トン数ということも減らすことができるわけだから、専門家の委員でそれは次に先送りということではなくて、やはり私はもっと単なるコストだけではなくて、コストも含めて環境問題ということで、これについては特別な検討会を持っていただきたいと思います。 ◆村上博 委員  ちょっと基本的なことを教えてもらいたいんですけれども、焼却するときにコストの問題よりも、私はダイオキシンが発生するということについて、記憶違いかどうかちょっとわからないんですけれども、ヨーロッパあたりがグラム数で1けた、アメリカでも2けたというのに対して、日本だけがけた数が段違いに多いというふうな話を聞いたような気がするんですけれども、それはどんなですか。
    藏岡和正 首席環境審議員環境施設整備室長  清掃工場のダイオキシンにつきましては、環境省の方でその規制値を定められておりまして、現在、既設炉につきましては1ナノグラム以下、新設炉につきましては、熊本市の環境工場のレベルにつきましては0.1ナノグラム以下という値で定めております。  当然、熊本市、現在、東部環境工場西部環境工場につきましても、その基準値は十分満たしているところでございます。  それがほかの国と比べてどうかということでございますけれども、そういったレベルについては、ほかの国の値ともそんなに遜色のない基準かと思います。トータルとしまして、人が一生涯とり続けて問題があるかないかというレベルで比較しても、日本のレベルは世界のレベルと比べてほぼ同じようなレベルで設定されているという、そういったレベルになっております。 ◆村上博 委員  1つの工場でのその排出云々とかということではなくて、国レベルで、たしか私、アメリカが80グラムで、ヨーロッパあたりが1けたグラムの総排出量です。それに対して日本が1,000グラム台だったというような記憶があるんですけれども、それ違いますか。 ◎藏岡和正 首席環境審議員環境施設整備室長  委員が今おっしゃいました数字は、恐らく国内、アメリカ全体の量、それと日本全体で発生する量の合計値の比較ではなかろうかなと思います。  それにつきましては、確かに日本につきましては清掃工場がかなりな数に、これは世界一数が多いと言われていますけれども、これは日本が一応国土の状況ですとか、気候の状況ですとかを考えまして、焼却した方が一番廃棄物の処理にはいいという方針がありますので、そういった施策をとったことによって、こういった清掃工場が多くなったということもございます。  それで、ダイオキシンにつきましても、やはり清掃工場から発生するダイオキシンがある程度あるということで、環境省がかなり国を挙げて、その削減に取り組んでおりまして、その結果、先ほど言ったようなダイオキシンの規制値が設けられたわけでございます。その成果があって、現在では、具体的な数字はちょっと今覚えておりませんが、従来のダイオキシンと比べてはるかに小さくなった数字で、ほとんど問題ないレベルになってきているということをちょっと聞いております。 ◆村上博 委員  焼却工場がよその国に比べて多いということで、1つの工場が出すのは少なくても、総量としてよそと比べた場合にはるかに多いと。このダイオキシンが、たしかあの広大なアメリカで80グラム、3けた飛び越して千何百グラムというふうな、そういうことで取り組みの違いというものを私感じるんだけれども、世界の潮流からすると、焼却工場を日本はそれが一番いいというふうに今後言えるのかな。世界の潮流として、これはもう焼却という形で解決するのはやめようというふうになったときには、大変大きなコストになってしまうんではないかなと思うんですけれども、環境モデル都市として目指しているという熊本市が、今後の方向性としてこのダイオキシンが発生する焼却という方法を、今後もずっと施策の中心に据えてやっていくのかどうか。そこら辺のところをちょっと教えてもらえますか。 ◎藏岡和正 首席環境審議員環境施設整備室長  先ほど国の対策のことをちょっと申しましたけれども、焼却する環境工場のようなきちんとした整った設備で一応適正に焼却していけば、ここから発生するダイオキシン量というのは、非常に微々たるものでございます。ですから、現在の環境工場から発生するダイオキシンにつきましては、周辺の方、あるいはそういった市内全部を見ましても、全く健康には影響がないと言い切ってもいいぐらいのレベルではないかと、私どもは考えております。  ですから、むしろ問題になりますのは、これまで環境の中に取り込まれた農薬でありますとか、そのほかの原因のダイオキシンがむしろ問題であると。国が発表しておりますいろいろなダイオキシンのデータを見ましても、今の日本人が取り込んでいるダイオキシン量のほとんどが食物から取り込んでいると。大気ですとか、土壌から取り込んでいる量は、もうごく微々たるものであると。その食物の由来は何かというと、ほとんどがかなり昔に散布された農薬であるというような考え方が出されているようです。ですから、焼却することによるダイオキシンの環境への影響は、私どもはまずないと考えているところでございます。 ◆村上博 委員  ただ、そのダイオキシンによる被害というのがどういったものかというの、私もまだ不勉強でよくわからないんですけれども、横浜市を視察したときに、やはり燃やすということを徹底して分別で減らしていったら、焼却工場を閉鎖することができたということによるコストの低減、これが1,000億円とかという話で、3つ目の工場も閉鎖の方向だというようなこともあわせて考えると、これからずっと焼却という方向だけ続けていっていいのか。当然、老朽化したなら建て直すととても大きな債務負担行為につながるというようなことで、今後の熊本市の環境行政として、いつまでもそういう方向でいいのかなということなんですけれども、そこら辺は局長はいかがですか。 ◎奥山康雄 環境保全局長  確かに焼却を前提でごみの処理をということが、従来から日本の国の方針で清掃工場ができてきた経緯というのはあるわけでございます。ただ、今、地球環境ということで、世界的な、また今日的な課題として強く地球環境についていろいろなところで議論もされておりますし、国際的な方の会議の中でも論議がされているところでございます。  それで、私どもとしては今回のごみの有料化に当たりましてもごみの減量、さらにそのリサイクルということで、分別を前提になるべくそのごみの量を減らしていって、資源として活用していこうという方向については、そのような方向で今後とも進めていくものというふうに思いますが、ただ現状ですぐに焼却をやめてしまうというような形では、市民の生活の中で非常に支障を来すということでございますので、現状においてはその焼却をしていくということは、ごみ処理をする上ではどうしても欠かせないものだろうというふうには思うところでございます。  ただ、そういう中でなるべく環境工場の炉の規模を小さくして、その分別、リサイクルの方に回してということで検討しておりまして、今回につきましても当初400トンというのが300トンというような方向で議論されているところでございますし、そういう方向としては、今後ごみの減量、リサイクルに向っていくというふうには思うところでございます。 ◆村上博 委員  どこかでやはり政策として方針転換というか、方向を切りかえるときのジレンマというのはあるだろうと思うんです。堆肥化ということで、1カ所しか業者がいないということで、なかなか1日200トン熊本市で出るのを対応し切れないというようなことですけれども、そっちの方に誘導するような方向というようなこととあわせて考えていかないと、これ焼却から方向を転換するということには将来的にもつながっていかないですよね。 ◎奥山康雄 環境保全局長  確かに生ごみの処理の方法といたしまして、堆肥化をしますとか、またエタノール化をするとか、バイオガスでそれを処理するとか、いろいろな形での生ごみの処理というのは行われているのは事実でございまして、そういう都市規模によっては、このような処理で生ごみを処理できるというような都市規模もございますけれども、まだ熊本市のような大きな都市の中で、これを例えば堆肥化だけでこの生ごみが処理できるか、エタノール化についてどうなのかという、また議論というのがまだ詰めておりませんものですから、そういう議論というのを次の計画の中で議論していただいて、方向性を出していただければというところではございます。 ◆牛嶋弘 委員  今、生ごみの堆肥化というようなお話が、これからの計画とおっしゃいますけれども、今既に中島の港の近くにあります。その前は万日山の後ろでなさっておった。これは物すごく悪臭を伴うわけです。これは絶対皆さん用心しておかないと、悪臭を伴うと、堆肥化にするよりは水俣方式の方が、私はそのまま持ってきて、すぐ堆肥に出てくるという、これしか方法はないと思うわけです。あるいは、野ざらししながら乾燥させ、それから堆肥に持っていくというのは、これは悪臭を伴うわけです。これだけはやはり頭に入れておかないと、どなたでも、どこでもというのは、今の西部清掃工場の隣に移転するのでさえ反対運動が起こるほど、生ごみをするなら今民間でなさっておるからある程度の理解があろうけれども、市がする場合、あの悪臭を放つなら、どこでも、だれでも大反対です。  だから、それをするには水俣方式の一つ一つを市がつくってするのか、民間にしてもらうのはそれだけのやはり支援をするのか。この生ごみの処分は、それしか方法はないだろうと思うんです。再生をさせると思うなら。だから、よくそういうところを考えて、皆さんで検討しておいてください。  それでないと普通のところに生ごみを持ってきて広げ堆肥化しますというのは、これ大義名分は物すごくなくてはならぬ施設と思いますけれども、現在あそこで住んでいた人たちが、もうたまらないとおっしゃったから小島の方に進出と。進出したけれども、小島だって反対。今だって看板は立っています。その会社は向こうの名古屋市の方で、そういう堆肥化をするというこれを出しておられますけれども、やはり名古屋市にもその周辺とか、そういうのを見学なされたり、お聞きしたりして、どういうような過程で、どういうところでなさっておるかというような形を検討しないことには、この問題はちょっと先を見て云々と言ったって、これはできないと思う。  ただ、先ほどおっしゃいました今度は生ごみの件を。竹原委員と私たちはヨーロッパに行きました。これはドイツ・ハイデルベルグとか、水のところとか、産廃の。これはいまだかつて野ざらしなんです。というのは、なぜかというと、それだけ密集したまちはありますけれども、市外に出ればこれは全部畑。なだらかな丘地帯で。だから、フランスでも120%の食料自給率を誇っているというのは、フランスのパリ、これは大きな都市になりますけれども、ほかは全部畑なんです。ド・ゴール空港をハブ空港としたときだって、地権者は7人しかおらなかった。あの大きな飛行場をつくるときだって。そういうふうな制度で、アメリカでもしかり。ここがだめならこっちへ移る。このまちにつくったら、差別用語ではいけないんです、黒人がいらっしゃったら全部隣が立ち退く。また黒人が入る。全部今度そこのまちは黒人のまちになるわけです。白人の人たちは別のまちをまたつくらすわけです。  こういう問題があって、日本はそういうことができるかと。これは違うわけです。だから、その市その市で廃棄物というのをどういうふうな処理するか、清掃工場をどうやってするかという、これはしようがない宿命だろうと思うんです。ただ、横浜市とかそういうのは合併されて、その地域に、そこに何十万人に1個かと、それはそういう査定をしてあると思うんです。清掃工場は。それをここから持ってきて、こういう道路網もよくなったから、ここに1カ所ということで、また新たにそこをつくるならまた反対運動が起こるから、それを私はなくされたと思うんです。  だから、そういうのを全部加味しながら、皆さんが今後の努力しながらいっていかないと。村上委員がおっしゃったこと、そういうダイオキシンの問題云々というのは出てくると思いますけれども、最高の今技術、科学的にこうなっておるというのをやっていかなければ、この問題は解決していかないと思う。だから、つくるときつくるときでは、そういうダイオキシンの心配は、これだけ基準の中でこうですよというのをやはりしていかなければ、これはできないと思うから、これだけヨーロッパ、アメリカとか、たまたま前議長ともそのとき行ったとき、そこへ行ったら昔の江津湖の埋立地、処分場のようなところですよ。帰りにハエをいっぱい背中にかろうて、バスに入るならバスの中ハエだらけと。これでいいのかな、こういう先進国がと思うけれども、いっぱい敷地があるものだから。ただ、環境に対しての一番厳しかったのは、缶、瓶、きちっとこれは分別収集をなさっていた。そのまちで、民家でさえ枝が道路に出ているとき、迷惑だから切ろうかといったときでさえ、これは市から許可をもらわないと我が家の木だって切れないという、環境はそれだけ保護されている。ただ、残菜というか、生活ごみとかそういうのは、まだちょっとおくれておったかなと思うんです。  だから、そういうのも実情を調べながら、委員がおっしゃったとき、このヨーロッパはこうですよ、そのくらいはやはり勉強なさっておかないと。日本は日本流のやり方をしなければ、これは島国だからしようがないでしょう。しようがない中でいかに効率よくコストを下げながら再資源に持っていくかという、これはあなたたちの毎日の日ごろの努力である、そう思います。 ◆益田牧子 委員  牛嶋委員と一致するところもあったけれども、一致しないところもありました。  私もこの清掃行政というのはすごく関心があったから、ドイツあたりとか実際行って、今、村上委員の提起は、私は大変大事なところだと思うんです。日本にあるのが焼却炉の7割です。だから、ダイオキシンは食物由来とおっしゃったけれども、やはり土壌とか水とか、そういう循環するという問題もあるわけですから、大変、農薬中心というのは間違っています。  だから、いろいろな国のやり方があるにしても、今の清掃工場をどれだけの規模とかどういうというときに本当に原点に返って、これからの焼却炉中心でいいのかというのは、ここで大いに私は論議するべきと思うんです。水俣市が脱焼却、脱埋め立てという高い理念にされているわけだから。だから、韓国のイクレイというところもあるけれども、実は5月にゼロ・ウェイスト宣言の2番目の大木町という福岡県にあるんですけれども、そこで全国の環境自治体会議のちっご会議というのがあるわけです。大川市と筑後市、さっきの大木町というのが共同開催ということで、今、飯銅部長や局長がおっしゃって、つくったものはこの堆肥化をどうするのかと、そういう循環型をされているところからも来て報告などもありますので、私はやはりこういうところにも、すぐ近くでもありますし、職員の方にも参加をしていただいて、本当に焼却中心でいいのかというところは、やはり大いに計画の中で、本来はこれを先行して、次が焼却をどうするのかというところに私は行くべきだと思います。 ◆坂田誠二 委員  私も論議なんかを聞いておって、委員の皆さん方が言われること、なるほどなという思いをするんです。先ほど言われるように、循環型にすると堆肥。要はそうなんです。それが一番いいんです。今の現状の中では、やはり焼却というのが1つ出ている。だから、要は一番肝心なのは、今後の今の分別です。分別を確かにこのリサイクル、そういう中ではやはり堆肥化、それが一番いいと思うんです。その方向に持っていくのが一番いいけれども、現実はなかなか難しいと。そういう中で、だから要は市民の皆さんに今の分別を、私ども家庭で見ている、そういう皆さん方の今、熊本市民の皆さん方が見ている、されている分別の中で、やはり一番大事なのは、要は市民の皆さん方に分別を、本当の生ごみは生ごみ、そこまで本当にするような、そうしておくと、いざ堆肥化、いろいろなことをするにしたって一番いいと思うんです。すぐやれる。その辺の形と、だからいろいろな今堆肥化の問題も技術革新でいろいろなことが私どもも耳に入ってきます。そういう中で今後、一番取り組んでいただいておきたいのは、やはりその辺の分別をどれだけ啓発的にさせていっておくかというのは、一番の大事なことではないかなという思いをいたします。 ○田尻善裕 分科会長  委員の皆様にお尋ねというか、お願いなんですけれども、生ごみ処理を含めて、この環境工場関連はあしたの冒頭の説明を受けてからでよろしいでしょうか。         (「いいです」と呼ぶ者あり) ○田尻善裕 分科会長  ごみ全般については、今どうぞ。 ◆竹原孝昭 委員  今、坂田委員が言われたとおりです。一番大事なことは、前から言っているでしょう。ごみの分別の啓発です。とにかく分別することは徹底的にやらないとだめです。それは何かというと、もっと市民に、あなたたちはこれをぴしゃっとやらないと、それだけの負担がかかりますよということを熟知させないとだめです。今の世の中自体が、倫理観とか、道徳心とか、交通ルールと一緒、身勝手だから。ごみでも、どんなに言ってもしないやつはしない。  それから、さっき牛嶋委員がおっしゃったことは、あっちは分別だけは子供のときから教えてあるからちゃんとするんです。分別は。まずそれが一番です。そのためにはどういう広報啓発活動をやるかということを、この間も言ったでしょう。その割には意外と私は、今度の予算の中にも何かぴしっとヒットするようなあれはないみたいな感じがするんです。  だから、本当に自分たちがごみの分別を確実にやることは、それだけ自分たちの負担が軽減されますよというような何かあれをやらないと、幾ら税金を払っているとか、幾ら使うというのは余り関心がないみたいです。それは大事なことです。  だから、ぜひこの予算の中にも入っているけれども、もっとこういうのをやりますよとか、具体的な話もやはり我々にも出してもらわなければいけない。啓発のキャッチフレーズにしてでもです。でないと、大事なことです。この中に予算を取ってあるでしょう。それはぜひ庁内論議もだけれども、いろいろな市民にアピールして、市民もそれに参加して、いろいろな思いがあるでしょう。だから、そういうことをやることが、ひいてはそういうごみの減量化につながり、分別につながり、そして今言われるように焼却が少なくなる、堆肥化、リサイクルというようないろいろな現実的に改革していく大きな道です。でないと、市民に徹底的にやってもらわなければいけないと思います。その辺は予算の中に入っているでしょう。だから、それをもっとみんなで知恵を出して、さっき言ったように知恵を出してやりましょう。 ◎奥山康雄 環境保全局長  今、竹原委員とそれから坂田委員から、いろいろ貴重な御意見をいただきました。とにかく市民の御理解を得ることだと、分別に当たって、またリサイクルに当たっては、市民の理解が第一だということでございます。全くそのとおりだというふうに思います。  今回、昨年からの有料化の実施に当たりましては、各町内自治会ごとに説明会を開かせていただきまして、多くの市民の参加のもとに、ごみの分別リサイクルについて説明をさせていただいたところでございます。  そういう中でいろいろな形での御質問もいただきまして、そういう説明会の中で市とまた地域とが、いろいろなごみに対する意識を共有することが、ごみの分別につながっていくと、また減量につながっていくというふうに思っているところでございますし、さらにことしの10月からプラスチック製の容器包装のリサイクルも始めます。これにつきましても、地域に入って説明会を開いていきますので、今いただきました意見も大いにその部分については取り組むべきというふうなところで思っておりますので、さらなる市民の理解啓発をいただくために、より細かな説明をさせていただければというふうに思っているところでございます。 ○磯道文徳 副分科会長  局長答弁にプラスして申しわけないけれども、ずっと昔「ご近所の底力」NHKでやっていました。生ごみを出さないいわゆる食材の使い方。これは、はっきり言って市民の皆さん、知恵をたくさん持っていると思います。そこら付近を市民から知恵をかりる。公募していいではないですか。優秀作品には記念品を出すとか、懸賞するとか、そういう形のものも一遍企画したらおもしろいなと思います。皆さん本当にそれぞれ生ごみを出さないような工夫というのはされていると思います。そういった力もかりていただいたらということを希望しておきます。 ◆大石浩文 委員  今、竹原委員がおっしゃったのは、私も同じことを本当に申し上げたいなと思っていました。結局、有料化を導入して、ごみ減量効果はあったということなんですが、減量効果があったことについて、市民にきちんと返していないという気がするんです。こういう減量効果があったと。市民の協力でこういう減量効果があったんだと。そして、財政的にこれだけ効果があったんだと。そして、それによって環境負荷がこれだけ抑えられたんですと。そういったことをやはり市民との協働、協働とおっしゃる割には、そういうことが行政側が一方的過ぎて、きちんと市民の協力を得たことについて、こういう協力してもらって効果があったんですよと。そういう取り組みが、私は全く欠けているなという気がするんです。  そういうことによって、そういう行政が今までと転換して、徹底してそういった情報を公開していって、市民の協力を得たことについては、説明責任があるわけですから、そういった説明をしていくと。そして、さらに市民の取り組みをより大きく強いものにしていこうと。そういう取り組みをしていただきたいなというふうに思います。  やはりもっと市民の力というのを信じて、そういう形でアナウンスを行政がしていけば、私はもっともっと市民は協力をしていってくれると。そして、資源化、ごみの減量化を果たしていこうと。そういう姿勢でいかないと、先ほど来ずっとお話があったように、このごみの問題というのは、なかなか私は解決していかないんではないかなというふうに思います。  それも含めてなんですけれども、まずそれについてぜひそういう形でやっていただきたいということと、あわせて有料化の方をちょっとお尋ねをしたいんですけれども、有料化の関係経費で、まず歳入でお聞きをしたいんですけれども、有料化の手数料収入ということが、私ちょっと確認をしたんですが、清掃手数料、歳入の中で、家庭ごみ処理手数料、この中に有料化のあれは含まれているんですか、歳入として。 ◎白石三千治 廃棄物計画課長  有料化に伴います手数料収入は清掃手数料の家庭ごみ処理手数料という費目で歳入しておりまして、22年度予算としましては、8億8,700万円を計上しているところでございます。 ◆大石浩文 委員  予算書の歳入の家庭ごみ処理手数料には9億800万で、益田委員の資料の方には別の8億8,700万円の有料化手数料収入となっていますが、その誤差はどうなっているんでしょうか。 ◎白石三千治 廃棄物計画課長  その差額につきましては、ちょっと確認をさせていただきたいと思いますけれども、合併町の歳入部分もこちらで含まれて計上して、その9億円という数字になっているのかというふうに思いますけれども、その辺はちょっと確認をさせていただければと思います。 ◆大石浩文 委員  とりあえず、今から進めていく際には、この資料に書いてある8億8,000、こっちでいった方がいいということですか。8億8,700万円、9億円ぐらいですけれども。 ◎白石三千治 廃棄物計画課長  そういう形になっております。 ◆大石浩文 委員  これだけ歳入が有料化によって財源として見込まれるということで、このいただいた資料の中で、その財源の使途についてはこういう形で上げてあるんですけれども、これは有料化のときに常々こちらの方で申し上げている、財源はきちんとごみに使っていただくという原則の中で、新年度予算については、うちの会派の下川団長の方も総括の委員会の質問でも、企画財政局の方に確認をしたんですけれども、一応この資料に書いてあるとおりということだと思うんですが、ただこの歳出の分については、有料化以前から取り組まれているものもありますので、しっかりこの有料化の9億円というお金が、新たに得た財源として有料化のごみに関するものに使われているのかということについては、非常にちょっと私たちも確認しにくいところはあるんですけれども、それについて少し説明を財源の使途ということでいただきたいということと、それと有料化関係経費で袋代です。3億2,000万円ですか、これについては予算査定の中で要求額が4億円に対して、査定で3億2,000万円という形に減額をされているんですけれども、ちょっとこれについても少し御説明をいただけますでしょうか。 ◎白石三千治 廃棄物計画課長  大石委員の御質問の有料化の歳入が8億8,700万円ということで、それを財源とした使途ということでございますけれども、益田委員の資料をごらんいただいておりますか。そちらで説明させていただきますと、当然ごみ袋の作成経費等々の経費がございますので、必要経費がございますので、その3億2,100万円程度を除きました経費で新たな事業ですとか拡充事業、そういったものに取り組むということで、昨年の有料化のときもお話を差し上げたかと思います。  今回、新規事業として一番大きいものがプラスチック製容器包装のリサイクル、当然これは一元化ということでの事業取り組みでございまして、1億7,700万円という経費をかけております。そのほかにもいろいろなリサイクルということで、セメントの減量化、これ3,420万……         (発言する者あり) ◎白石三千治 廃棄物計画課長  基本的に充てるということでやっておりますけれども、現状を申しますと、平成21年度の予算が5億1,500万円と、そのような予算を組んでおりますけれども、実際的には今年度歳入としましては、約7億円程度見込めるというようなところもございます。  実際、来年度の予算が8億8,700万円を組んでおりますけれども、今年度分で逆に歳入してしまう部分もございますので、逆に不足するという歳入結果に落ちる状況もあるかもしれませんけれども、そのような状況になるということもありますけれども、そういった若干の調整ということで、一番下の段になりますけれども、資源物の再資源化経費で現在のところそれを調整させていただいているということでございます。  昨年の10月から有料化をしておりますけれども、その歳入の状態が昨年度はやはり市民の皆さんも多量に購入され、私どもも多量に袋を製造したという経緯もございますけれども、ある程度の期間がたちませんと、その歳入というのがきちんと年度ごとに落ちつくというのはなかなか見込めない状況にございます。ですから、現在のところはそのような状況でございますけれども、基本的な考えとしましては、その有料化で得た財源は、基本的に新たなリサイクルですとか、そういったものに使うということで、私ども考えているところでございます。  それと、第2点目の袋の製造経費の件でございますけれども、ちょっとお待ちください。 ◎飯銅芳明 環境事業部長  白石課長が今調べていますので、ちょっと私の方から補足的にお話ししますと、先ほど白石課長が申しましたように、ごみ袋の売り上げというのが、今年度は非常に多く売れた状況でございます。となりますと、来年度は非常に少なくなっていくのかなという状況もございますので、単年度で決算というものを見ていくのは、非常に危ないのかなという状況もございます。ですから、通年ベースで、1年、2年である程度その事業の内容、収入と支出というのを見ていくべきだろうというふうに思っております。  それで、大石委員からのお尋ねでございますが、そういった状況、収入と支出の状況、今回の21年度が終わった時点での決算、そういったものにつきましても、市民の皆さんにちゃんと明示して、市政だよりであったり、ホームページであったり、そういったところで皆さんにわかりやすく説明するような形はとっていきたいというふうに思っております。 ◎白石三千治 廃棄物計画課長  袋の作成経費の予算要求と査定額の差でございますけれども、私どもで年間通年分として財政課に対しては予算要求しておりまして、その分が約0.9掛けされたといいますか、査定的にちょっと落とされたというような部分で、結果的に3億2,000万円と。枚数的には通年分という形で計上しております。 ◆大石浩文 委員  ぜひ今、飯銅部長がおっしゃったように、先ほどの前にお話ししたように市民に協力をしていただいている有料化であると、結果ごみの減量も達成しているわけですから、ある一定の目標については達成をしていると。経費についても、きちんとこういうふうに使ったんだという、先ほど申し上げたようにきちんと情報公開をしながら、いただいた分についてはこう使ったんだと、こういう効果があったんだというようなことを、きちんと市民に返していただくということをやっていただくようにお願いをしたいと思います。  それと、予算について通年でということで、それについては理解をいたしました。ただ、ごみ袋については昨年もそうでしたけれども、入札によって執行残なんかも出たりということもありますので、またその分については当然違う形で、またいろいろな事業に使っていただくというようなことも含めて考えていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 ◆益田牧子 委員  私は、今、大石委員がおっしゃいましたけれども、このごみ有料化ということについては、私たちは反対をしました。公明党の方も、もっとやるべきことがあるということだったと思います。  そのときに、幸山市長は何度もごみの減量のためだ、減量のためだと盛んにおっしゃったわけです。私の方は、先ほどの次の3ページのところに、このお金の使い方そのものにも大きな問題があるんではないかという問題意識を持ったものですから、政令市、岡山市、福岡市というのは最近有料化したところ、北九州市はかなり前の方にされて、有料化したところの燃やすごみの減量、資源物がどうなったかということとあわせて資料をお願いしました。  熊本市の場合は、どれだけお金を取ればインセンティブが働いて減らすだろうかということで、一番最初は60円だったです。1枚60円。それに批判があって50円。そして、否決をされて今度は35円ということで、料金でもって痛みを与えて、ごみ減量というのが基本路線でずっとあったと思うんです。  それで、例えば一番下の燃やすごみの減量というのも、福岡市が45円でちょっと高いですけれども9.9%とか、北九州市が24.9%、岡山市が19%減ということで、この料金体系だけにはよらないと。横浜市なんかも有料化しなくても3割という実績もあったわけですけれども、やはり先ほどからあるように、分別をどれだけ徹底をするのかということだと思うんです。  北九州市は、最初は料金だけだったのを、今度の値上げのときにプラごみの分別ということをされたことが24.9%というところになって、料金体系だけではごみは減らないということが、こういうところからもわかるのかなと思ったわけですけれども、熊本市の場合、減量よりも実態とすれば市民からの負担を、要するに財源対策だったのかなというのを大変私は感じるわけです。  ごみのために使っているんだとおっしゃいますけれども、このごみ処理というのは、これまでも有料化の前は市民の税金で予算を組んでちゃんと対応していたし、地方自治法の立場もそうだと思うんです。だから、私は本来、新規事業の中でプラスチック製の容器包装分別リサイクル1億7,740万円とか、先ほどおっしゃった拡充の中の資源物再資源化経費の1億8,000万円とか、こういうものに使うのではなくて、例えば水俣市にそれならばもっと勉強に行こうとか、市民の皆さんがやはり環境学習ができたり、もっと地域の身近なところで学習ができるとか、そういうことに使うならば幾らかは納得いたしますけれども、後先なんです。資源物、分別をして、どうしてもという最後のところで有料化ということではなくて、だからさっきごみの啓発どうかということが、竹原委員の方からもあったわけですけれども、有料のときは5,300万円の予算を組んでいるのに、今度は4,400万円で900万円も減っているではないですか。  だから、有料ありきで、こういうところにも大変熊本市のビジョンを欠いたあり方が出ていると思うんです。もっとやはり今の段階で、10月に向けて市民の皆さんも分別をしようとか、何もそういう機運がないではないですか。有料に向けては大変熱心だったけれども、これからどうなるのかなと。この間は、町内の説明会も忘れて来なかったとか、本当にそんなことまで現にありました。そういうことではいけないと思います。  だから、もっと私はこの有料の財源も、例えば岡山市がされているように、袋の製造を除いたらば、環境先進都市の実現のための施策に使うとか、もっとやはりプラス思考でこういう使い方というのはやるべきだと思うんです。これは肩がわりではないですか。 ◆竹原孝昭 委員  さっき私が言ったことに関連しているけれども、大石委員が言ったように、やはり成果が上がったことを市民に言うことによって、市民はまたやろうというその機運。啓発というのは広報経費でしょう。金額が前年度より下がっていたらおかしい。そして、下に1億6,800万円ですか、再資源化経費です。こういうところはもっと減らしていいから、そういう啓蒙啓発にぼんぼん使って、そして市民にそれだけあなたたちが協力したからこれくらい下がりましたよと言えば、もっと意識が高まってくるって。その原因はどこにあったか。予算を1,000万円落としたというのは。それだけは聞かなければいけないと思っている。 ◎吉田裕伸 廃棄物指導課長  有料化導入の際と今回のプラスチック製容器包装導入に当たりましての広報啓発費の差でございますが、1点は、有料化の際は各戸配布チラシを2回行っております。 ◆竹原孝昭 委員  だから、有料化のための広報ではなくて、意味がわかっていない。 ◎吉田裕伸 廃棄物指導課長  減った分をちょっと御説明させていただければよろしいですか。 ◆竹原孝昭 委員  だから、あなたたちは有料化するために啓発したと言うから、これがあったと。もうそれが終わったから少なくなりましたと今言ってるんでしょう。 ◎吉田裕伸 廃棄物指導課長  ちょっと内容が若干変わった部分を御説明させていただこうかと思ったんですが。 ○田尻善裕 分科会長  では説明をお願いします。 ◎吉田裕伸 廃棄物指導課長  今回、内容的に各戸配布チラシが2回が1回になったこと、それとラジオ、テレビCMが、前回はゴールデンタイムだけを放送させていただいたんですが、今回はゴールデンタイムプラス若干ずれた時間でもっと見ていただける時間に入れるということで、それだけで約600万円ほど落ちております。その差がこの全体的な差になってきていると思っております。 ◆竹原孝昭 委員  だから、前年並み以上に、さっきの話は、これだけ成果が上がりましたよと。だから、頑張ればもっとよくなるという、800万円とか1,000万円とか削ったからと、結局みんながせっかくムードが、環境が出てきているのに、それ有料化したからもう大丈夫だと。そこなんですよ。もっともっとというあれがないわけです。 ◆牛嶋弘 委員  成果が上がりましたよと中身もお礼を言わないと。 ◆竹原孝昭 委員  そうそう、そこですよ。 ◎飯銅芳明 環境事業部長  確かに今回、広報予算が900万円ほど下がっているという状況にはございます。ただ、吉田課長が申しましたように、ここはいろいろな手法を用いて、できるだけ節減して同じ効果を出していこうということで、努力したところではございます。  ただ、竹原委員がおっしゃいますように、あるいは大石委員もおっしゃいましたけれども、市民の皆さんに、有料化で皆さん方が頑張ったおかげで、これだけの減量ができたということにつきましても、3月14日からプラの説明を800町内ぐらいの全町内に職員が出向いて説明をしてまいりますが、その際にも私どもは有料化の状況、それとお礼につきましても、きちっと説明をさせていただく予定でございます。それから、市政だよりあたりも3月号、それと4月号もだったと思いますが、減量の状況、それと市民の皆さんへのお礼といったことについても、広報として市民の皆さんに広報しているところではございます。  ですから、今後もあらゆる機会を通じて有料化の状況、それと市民の皆さんと一緒になってこれからも減量して、とりわけ10月に向けてプラを市民の皆さんに御協力をいただかなくてはいけませんので、そういった意味での御協力をお願いする上からも、そういった状況についても詳しく説明していきたいというふうに思っております。 ○田尻善裕 分科会長  ほかに。 ◆益田牧子 委員  出たものを分けて、できるだけ燃やさないというようなこともあるけれども、またごみになるものを売らないということを、やはりもっとこの間に徹底していただきたいと思うんです。  さっき紹介した水俣市で感心したのは、女性たちがいろいろな市民運動を通して、食品トレーをできるだけお店に使わないでくださいということで、市とスーパーとかいろいろなところが提携をして、このトレーを削減するというようなことなども1997年からされているということもありますし、リユース瓶は熊本市の業者の方が水俣市に行ってなさって、あそこのお酒屋なんかもリユース瓶を使っていただいているとか、もっとさかのぼって発生源からのところが大変取り組みが進んでいるというか、先ほど紹介したごみを出さないという中では、ペットボトルなどもできるだけ買わないで済むように、お茶を飲むことができるようなスポットを設置しようとか、そういうことなども取り組んでいただいて、短期目標の中には入っているわけです。  もっとやはり市民に対するこういう取り組みを始めますというのと同時に、ごみをできるだけ消費者に買わせないというか、それが結局事業者のレジ袋の有料化と同じようにプラスになるということもあるわけですから、そういう取り組みはいかがでしょうか。今度の事業計画の中に、いろいろ事業所に立ち入り等も頑張ってされたということですので、その点をお尋ねしたいと思います。 ◎吉田裕伸 廃棄物指導課長  委員おっしゃるように、出たごみをリサイクルするのではなく、ごみになるものを買わない、ごみになるものを売らないというのも、ごみを減らす上で重要なことだと考えております。  本市におきましても、消費者団体連絡協議会の方が以前から簡易包装の推進でございますとか、レジ袋の有料化ということに取り組んでこられまして、それに対して私どもも応援をしてきたわけでございます。昨年はレジ袋の有料化というのが実現することができました。今後また委員がおっしゃったようなことにつきましても、そういった消費者団体と連携をとりながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○田尻善裕 分科会長  では、ほかに。 ◆大石浩文 委員  今おっしゃった事業者ということで、当然これは行政、そして市民、事業者も一緒になって、減量化、資源化に取り組むということになると思うんですけれども、今売らないという面ではあったんですけれども、私は家庭ごみともう一つの事業系のごみですね。この事業系ごみの減量について、今度の予算では少し若干、額的にはそれほど多くはなかったと思うんですが、事業所ごみ減量リサイクル推進経費で94万円という予算がついているんですが、ある意味、家庭ごみに対して事業系ごみのこの減量については、これは金額の面だけではなくて、非常にやはりまだ取り組みが足りないような気がしております。  有料化等の取り組みとあわせてなんでしょうが、そういう対象事業所への立ち入りの調査指導等を強くしたというような話は、昨年あたりから聞いているんですけれども、ちょっとそこでお尋ねしたいのが、この事業系ごみの状況です。21年度どういう状況なのか。それと、どういう取り組みをこの新年度で、額的には94万円という額ですけれども、実施されようとしているのかということについてお答えいただけますか。 ◎吉田裕伸 廃棄物指導課長  事業系ごみにつきましては昨年度、家庭ごみ有料化にあわせまして10月から工場等への搬入料金の見直し、それとこれまでリサイクルできるごみは持ち込みをお断りしておりましたが、昨年の10月からはシュレッダーごみ、また個人情報等の機密書類と言われるものもリサイクルのルートがある程度確保できたということから、工場の方では焼却をお断りするようなことをやっております。  また、先ほどから何遍も出ていますように、多量排出事業所への立ち入り指導ということで、約1,000事業所、20人以上の従業員でございますとか、そういったところに立ち入りを積極的に展開しております。こういった市内には約3万近い事業所がありますが、この多量排出事業所1,000事業所が事業ごみのほとんどを排出しているのではないかと、私どもの方では考えております。  そういった立ち入り指導を行いながら、事業ごみの減量に努めてまいりました結果、事業ごみにつきましても22年度までに対14年度比20.7%の減量の目標を掲げておりますが、事業ごみにつきましては、まず順調にその目標に向って減量しております。現在でも、もう既に減量が20%を超える結果が出ております。  来年度予算につきましては、事業所向けの減量リサイクルのパンフレットと、それと私どもが持っております事業所のデータが若干古うございますので、そういったデータの入れかえのための必要な経費を計上させていただいております。 ◆大石浩文 委員  ありがとうございました。一応目標はもう達しているということであれば、私からは多くはこれ以上申し上げるあれはないですけれども、ただもっと減量できる分は当然減量、いわゆる事業者の意識としてもう少しそういう減量とか、資源化についての取り組みをどんどん進めていこうと。他都市では、そういう分別等についての評価を各事業所あたりして、優良事業所というような形で認定したりとかいうような取り組みをされているところもありますので、減らせるものはまだまだ減らせる余地というのはあるんではないかなという気もいたしますので、ぜひまたそういったものも含めて取り組みをお願いしたいと思います。 ◆益田牧子 委員  ここの13ページの9のところで、月めくりのごみ収集カレンダーということがあるわけですけれども、これから10月になればプラスチックごみの分別ということが入るので、また新たなものになると思うんです。  それで、私は何回も言っておるわけですけれども、高齢の方々から1枚もの。これは水俣市に行ったときにもらったごみの分け方、出し方、1枚の中にかなりこういうものですよということが、前に熊本市でつくっていました。どこに行ってもぱっと目立つところにあって、なかなかすぐれものだったわけです。今、月々のカレンダーもそれなりに皆さん愛用はされておりますけれども、特に高齢の方々から、この1枚ものを要望する声というのがすごくあるわけです。1枚でわかると。そういうものもぜひ御検討をお願いしたいと思います。 ○田尻善裕 分科会長  では、ほかに分担議案並びに陳情について。 ◆牛嶋弘 委員  緑化費について、予算の20ページです。ちょっとその前に要望しておきます。
     熊本駅西口の広場の親水施設の概要ということで説明ありましたけれども、この高さが60センチから70センチ程度となっております。私は、人間は、これは子供にすればこれはいい眺めだろうと思いますけれども、大人から全部やるなら、もうちょっと高いところからどっと流れてきた方が親しみも沸くし、谷底を見ると深いほどおっと思うでしょう。今度は上を見るなら、ある程度高い方がいいと私は思います。だから、このマウンド部の高さは60から70を1メートルから1メートル50ぐらい立ち上げるという。それから、湧水の噴き上がりの高さが10から20、これはいいかもわからないですけれども、そこから噴き出すところが30センチというような形になっておりますけれども、もうちょっと目線を高く盛り上げてもらえるならというような、要望ですけれども、この検討方。これは答えは要りません。  続きまして、公共緑化費の中に自治会等、こういういろいろな学校施設とかありますけれども、熊本城も公共施設の方に入りますか。 ◎岩本省吾 緑保全課長  熊本城に対しましては、公共地緑化事業の対象とはしておりません。 ◆牛嶋弘 委員  それなら、これはまたあした言います。これはいいです。  私がきょう一番質問したかったのは、10番の市電緑のじゅうたん。この中に工事請負費というのが1億6,400万円。先ほど説明があって、ちょっと聞いていなかったんですけれども、熊本駅前は緑化するのは約400メートルですか。もう一つは。水道町からこうなりますか。これについて、私は全然、建設土木というのは関係ないものですから、ただあそこの路線のあれを引っぱがして、植えるのにこれだけかかるのかなというふうに思います。その芝生を植えるのは、種から植えるのか、既存に盛り上がったのを敷き詰めていくのか、ここのちょっと説明をいただければと思います。 ◎岩本省吾 緑保全課長  2点のお尋ねでございます。  来年度事業予定としておりますのは、市役所前電停から通町筋電停までの間の約280メーター区間でございまして、これの交差点を除いた区間でございます。  そして、工事の内訳といいますのは、植栽基盤、芝生を植えますのはレールの枕木のところから上の部分で、約15センチの部分でございますが、今回、交通局あるいは関係機関と話をする中で、今の枕木が木材を使用した枕木を使用しているということが1点。そういうことで、枕木をPCコンクリートの方に交換するということで、レール面の45センチ下まで改良掘削をして交換すると。そして、あわせまして電車が通電している関係上、漏電する危険性もあるということで、線路の両側にガードということで漏電防止の資材を使うと。これは特許製品だということで、メーター当たり2万5,000円ぐらいかかるというようなところでございます。こういうことで、鹿児島市の場合に比べまして、比較的3万円ぐらい高目になっているということでございます。  それと、芝生につきましては、最終的にはこれは交通局の方から発注があるわけでございますけれども、今のところ張り芝を考えておるというところでございます。 ◆牛嶋弘 委員  これは680メーターに対して1億6,400万円といったら、これは飛行場並みの工事費がかかりはしないかなと思う。         (「280メーターだけです」と呼ぶ者あり) ◆牛嶋弘 委員  280とこれは熊本駅も入っているんでしょう。         (「入らない」と呼ぶ者あり) ◆牛嶋弘 委員  入らないと。280メーターだけで1億6,400万円。  これは土木の社長をされている竹原委員に聞けば高いか安いかすぐわかるだろうし。45センチに掘っていってその中にと、そのようにするならテニス場も真砂というのを入れながらいろいろ排水のあれでいいようにする。その計算でも。あとは芝生を安くするならば、8月植えかえでしょう。余りつかないんですよね。だから、これは種からまいたらいいと思う。種なら安いわけです。きちっとした芝生を、そこまで完成品のは高くなるでしょう。あとは質の問題。それと、夏も冬も有効に緑の青々したアメリカ産の芝生があるわけです。種を買ってまいた方が、1年待てば青々出てくるんだから、最初から青々しなくてもというふうな、これが経費節減だろうと思っているわけです。  だからしゃにむに夏場に植えるなら、これは水もまかなければ、何もしなければと、また大ごとですから、維持管理というのは。だから、そういう中で先ほど自慢して、鹿児島市より3万円ぐらい安くなりますと。それなら鹿児島並みにすればいいんです。安い方に。ということがありますから、知恵をもうちょっと出してしないと。これ1億6,400万円といったら、私は合わせて680メーターで1億6,400万円といったら、280メーターだけでこやんあるなら、どこから計算が、私みたいに何も知らないど素人だって、えっと思います。これは材料になると思います。今、熊日さんですか、これはかかるっですばい。これは飛行場だって、あの滑走路といったらぴしっとしないと、波打つと大ごとだから、どがしこかかるて、新幹線のあれも1メーター何十万円となっているわけですから。新幹線並みにそがしこ費用をかけるとかって何も、電車の安全のためにそぎゃんかけるとか、これはもうちょっとやり直しまで言わないけれども、わからないから、ちょっと考慮をしていただくように。 ◎岩本省吾 緑保全課長  ただいまいろいろ御指導いただきましたけれども、施工につきましては8月ぐらいから着工させてお願いをしまして、芝につきましては1月ぐらいからの、12月かもしくは1月ぐらいの寒い時期の植えかえになるんではなかろうかと。  それから、工事につきましては、夜間作業がメーンだということでございます。 ◎奥山康雄 環境保全局長  市電緑のじゅうたんの工事につきましては、今るる御指摘をいただいたところでございます。そのメーター当たりの単価について割高であるというような御指摘でございます。  この経費を上げるに当たりましては、鹿児島が先行しておりますので、その辺のところの施工の状況等も参考にし、またいろいろな形で国の運輸局あたりの協議ということも踏まえた上で、この予算を上げさせていただいたところでございます。ただ、この工事に当たりましては、適正な単価でもって、経費が落ちるような形でできればというふうには思っているところでございますので、御意見を十分承らせていただきたいと思います。 ◆益田牧子 委員  私は地下水の関連でちょっとお尋ねしたいと思うんですけれども、実は上下水道局の関連で、これは歳出だけとは思うんですけれども、河川課対応の加勢川第6排水区調整池の用地購入とかいうのが8億1,400万円というので、ここに出ておるわけですけれども、この間の都計審の中でも大変、水道水源の問題であるとか、地下水の流れを遮断することにつながらないかという懸念もありまして、地下水保全条例の改正の委員長だった林先生の方からも、その点での格段の配慮というようなこともございましたので、その都計審の意見を受けての地下水保全課等での検討がどうなっているのかお尋ねしたいと思います。 ◎今坂智惠子 水保全課長  先日、その件につきましては、河川課等からの御相談等も受けているところでございますが、まずはその工事をされる前に、ボーリングといった地質調査もされるということでございますし、あとこちらの方の持っているデータ、あるいは学識経験者の方のデータ等をあわせまして、4者協議というか、会合を1回もう既に持っておりますが、十分に検討させて進めさせていただきたいと考えておりますので、そこは検討していきたいと思っております。 ◆益田牧子 委員  例えば、秋津であるとか、水源とかの水源地との関係もございますので、水道局との連携ということもされているのか、水道局の方にもお尋ねしておきたいと思います。 ◎花田豊 水道部長  今、加勢川の分のシールド工事、それに対する影響はどうかというお話でございます。  正直言いますと、私たちの地層の部分で、今行こうとしている分のところから水をとっている分というのは1カ所だけございますけれども、これは健軍5号井でございます。1カ所だけです。ただ、水自体はどちらかといいますと、それは大体阿蘇4と言われる地層なんですが、その下の阿蘇3というものからは、ある程度水をとっておりますけれども、今回行く部分というのは、この阿蘇4と阿蘇3の間の粘性土がある部分にシールドしようという考えで行われておりますので、直接的な影響はないと、水量的な影響はないというふうには考えておりますが、やはり薬注とかいろいろなことが起こるだろうと考えておりますので、やはり下水道の方には観測井をしっかりして、水質に悪影響を与えないようにちゃんとやってほしいということは、水道部の方からも十分申し上げております。 ◆益田牧子 委員  大変、地下水保全という立場からも、公共事業が先例をつけるということもございますので、この点では専門家の意見も聞きながら、ぜひ万全な体制で臨んでいただきたいと思います。要望です。 ◆牛嶋弘 委員  先ほどちょっと言い過ぎたかなと思っている。1億6,400万円。小さい幅の50センチ幅ぐらいで280メーターと思っていたら、全部広げて約6メーター。今、路線を見てみたら。こっちの道路からこっちの道路まで、その中を全体で行くそうですから、ちょっと今の、そうすると計算がまた違ってきますから、そういうのを御認識いただいておかないと。ただ1メーター丈ぐらいを思った感覚で今言ったから。 ○田尻善裕 分科会長  質疑の途中ではありますけれども、あした冒頭の環境工場を含めて分科会は採決はとりません。その後、一段落した後に通常の委員会に戻って、そこで採決ということになりますので、そういうことを踏まえて進行に御協力をお願いします。 ○磯道文徳 副分科会長  たまたまこれ益田委員の資料で、歳出の分で焼却灰セメント減量化ということで3,420万円の支出があっていますが、これはどこの焼却灰ですか。西部ですか、東部ですか。 ◎白石三千治 廃棄物計画課長  東部環境工場の1,200トンを想定しているということです。 ○磯道文徳 副分科会長  セメント工場は大丈夫ですか。妙な聞き方ですけれども。 ◎白石三千治 廃棄物計画課長  今年度も600トンほどセメント化するということで入札を実施しておりますけれども、その応募に対しまして2者応募があっておりまして、その2者に対して状況を確認しましたところ、まだ大丈夫というようなお返事でございました。 ○田尻善裕 分科会長  それでは、質疑の途中ではございますが、本日の審議はこの程度にとどめ、残余につきましては明日18日午前10時より行いたいと思いますが、いかがでしょうか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田尻善裕 分科会長  御異議なしと認めます。  これをもちまして本日の環境水道分科会を閉会します。                              午後 3時00分 閉会 出席説明員  〔環境保全局〕    環境保全局長   奥 山 康 雄    局次長兼環境保全部長                                 原 本 靖 久    環境企画課長   前 野 清 隆    環境企画課環境審議員兼温暖化対策室長                                 植 木 英 貴    緑保全課長    岩 本 省 吾    水保全課長    今 坂 智惠子    水保全課環境審議員山 本 光 洋    環境事業部長   飯 銅 芳 明    首席環境審議員  土 屋 文 明    首席環境審議員環境施設整備室長                                 藏 岡 和 正    廃棄物計画課長  白 石 三千治    廃棄物計画課環境審議員                                 財 津 和 明    廃棄物計画課環境審議員         廃棄物指導課長  吉 田 裕 伸             坂 井 勇 一    浄化対策課長   田 尻 三 郎    北部クリーンセンター所長                                 野 口 光 則    西部クリーンセンター所長        東部クリーンセンター所長             豊 永 英 輔             永 田 徹 幸    東部環境工場長  折 田 豊 生    西部環境工場長  川 口 宏 治    環境総合研究所長 津 留 靖 尚  〔上下水道局〕    上下水道事業管理者加 耒 英 雄    総務部長     渡 邉 雅 信    総務課長     田 畑 公 人    富合営業所長   荒 木 孝 憲    経営企画課長   井 口 雅 雄    料金課長     橋 本 秋 生    給排水設備課長  福 田   薫    西部水道センター所長                                 桑 田 康 雄    北部水道センター所長          水道部長     花 田   豊             和 田 邦 明    水道整備課長   田 川   浩    管路維持課長   中 島 博 文    水源課長     高 橋 秀 則    下水道部長    田 尻 盛 也    首席上下水道審議員兼下水道建設課長   上下水道審議員計画調整室長             中 島 純 男             矢 野 幸 晴    首席上下水道審議員兼下水道維持課長             谷 崎 信 夫  〔企画財政局〕    富合総合支所市民生活課長             辻   世 紀...